マンガ界のレジェンドである浦沢直樹氏は東京出身で、1983年のデビュー以来多くの人の記憶に刻まれる数多くの名作を生み出し、数多くの栄誉ある賞を国内外で受賞しています。浦沢直樹氏は今年初めてマンガバルセロナを訪れるほか、本イベントの公式ポスターデザインを手がけます。

浦沢氏製作のポスターには名作『YAWARA！』『MONSTER』『Happy!』『BILLY BAT』『20世紀少年』などに登場するさまざまなキャラクターが描かれています。サグラダ・ファミリア教会の前に集結したキャラクターたちの視線の先には今年のマンガバルセロナがあり、浦沢氏がその類まれな世界観とともにバルセロナにやってくることが示されています。マンガ界を代表する天才的アーティストがマンガバルセロナ30周年を祝してみずから腕を振るったオリジナル作品です。

本年は浦沢氏のほかにも多くの偉大なアーティスト、白浜鴎氏、赤坂アカ氏、横槍メンゴ氏、そして川口武史氏と田畑裕基氏をゲストに迎えます。白浜鴎氏は人気ゲーム「Fate/Grand Order」の公式コミカライズである『Fate/Grand Order -turas realta-』の著者であり、赤坂氏はアニメ化でも有名な『ブラッククローバー』の作者として知られています。音楽分野では2022 GENIE MUSIC AWARDS で「ネクストジェネレーショングローバル賞」を受賞したPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEを迎え、日本やK-POPシーンを含め世界レベルで注目を集めるバンドのライブをお届けします。

今年のマンガバルセロナはコスプレファンにとっても興奮に満ちたものとなるでしょう。「世界コスプレサミット2024」の優勝者で世界各地のコスプレ大会の常連でもある日本出身の二人組「みおまよ」ことみおしさんとまめまよさんが来場、その豊かな才能を披露してくれます。また、バルセロナ出身のMiquel CandelaとVíctor Fernándezの二人組「Fooly Cosplay」も参加予定。

新たに登場する公式イベントマスコッﾄ「オナちゃん」の生みの親で、『Lucid Lucy』や『Calamari Kebab』等を発表しているイラストレーター、カルレス・ダルマウも会場を訪れます。

第1回マンガバルセロナが開催されたのは今から30年前、日本のマンガ・アニメ作品がスペインで紹介されて間もなくの頃でした。きわめて先駆的な試みとして始まり現在も同種のイベントを代表する存在とされるほか、世代を超えて多くの人々に日本のポップカルチャーの魅力を伝えてきました。創立30年を迎える今年、本イベントの主役である日本文化ファンや来場者の皆さんにオマージュを捧げ、さまざまな瞬間を捉えた展覧会を開催予定です。つまり本展覧会の主役はマンガバルセロナを毎年支持し、参加し、そして原動力となってくださった皆さんです。

さらにマンガバルセロナの創世記にもオマージュを捧げるべく、90年代を再現した「オタクルーム」を公開予定。マンガアニメファンならきっと持っているような懐かしい品々が壁や棚、そして机を埋め尽くす「オタクルーム」でタイムトラベル体験をしてみましょう。

第30回マンガ・バルセロナは2024年12月5日から8日までバルセロナのフィラ・デ・グラン・ビア（Fira de Barcelona Gran Via）で開催予定でチケットは販売中。会場でお会いしましょう！