ミャクミャクが第30回マンガバルセロナにやってくる！

ピーターソン・セウス

ピーターソン・セウスはフランス出身の男子新体操のアスリートだ。2018年には「新体操における男女平等を求める協会（GR-ADE）」を創設し、新体操界の男女平等の実現に向けさまざまな取り組みを行っている。スペイン大会やフランス大会を始めとして各地で行われる男子新体操の国際大会で優勝の栄誉に輝いたセウスは、男女問わずだれもがこの競技に参加できるようになることを目指している。

「性別のせいで夢を叶えられないのは不公平だ」：セウスの伝記的な本作ではその人生や才能、男子新体操への情熱が描かれ、主人公は第1巻でこうした力強い言葉を発している。実際、近年まで女性選手だけのものとみなされていた新体操はセウスの登場により新たな時代を迎えつつある。本作ではモデルとなったセウスが制作にも協力、スペイン出身のアーティストであるカルロス・モレノが第1巻の共同脚本と作画およびインカーを務めている。また、日本にルーツを持つスペイン人アーティスト、ワカイキもアート制作に参加。

『セウス』

全3巻で構成されるこのシリーズはフランスの大手出版社Dupuisが展開するレーベル「Vega」のオリジナル作品。スペインではノルマ出版がスペイン語版を制作し、今年の第30回マンガ・バルセロナでリリース予定。イベントにはピーターソン・セウスとカルロス・モレノが駆け付け、作品を巡るさまざまなエピソードを語る講演会やサイン会を行う予定だ。