長濱博史(1970)は誰よりも数多くの、そして幅広い作品の制作に携わった日本を代表する
アニメ
ーション監督の一人である。主な作品には陽気で破壊的な『デトロイト・メタル・シティ』
(2009
年)、アニメーションとロトスコープをミックスしたオリジナル作品『悪の華』
(2013年)のほ
か、マーベルコミックのスタン・リーが長濱とともに共同原作者を務め、
日本アニメの世界とアメ
リカのスーパーヒーローの世界を融合させた『THE REFLECTION』
(2017年)などがある。なお、
2018年に他界したスタン・リーにとり、『THE REFLECTION』は
生前最後の作品のひとつとなった。
また、長濱の代表作とされる『蟲師』(2005年)では第1期のほか、特別篇『日蝕む翳』(2014年)、第2シーズン『蟲師 続章』(2014年)、シリーズ最後の中編『「棘のみち』(2014年)と『鈴の雫』(2015年)を監督。アニメーション監督としてのキャリア初期には『少女革命ウテナ』(1997)に参加し、1999年にはテレビシリーズやアニメ映画メカデザインを担当、その成果は『THE COCKPIT ザ・コクピット』(1993年)でもみることができる。
現在、長濱博史の最新作として最も期待されているのはホラー漫画の巨匠、伊藤潤二の
『うずま
き』のアニメ化作品である。モノクロ仕上げの本作を通じ、伊藤潤二の恐怖の物語にどっぷりと
浸
ることができるだろう。『うずまき』は近々、米カートゥーン・ネットワーク/Adult Swimの
放送
枠「Toonami」にて放送予定だ。
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